もちもちたいむびより

日々の出来事、思う事。

女の決意は堅い

カフェに入った。カップルだと思っていた隣の男女はどうやらカップルではないらしい。

音楽を聴きながら作業をしつつなので会話の輪郭がよく見えないが、女性がお付き合いのある男性と別れたいという話を男性に相談しているような、そうじゃないような会話だった。もしくは男性を相手に接客するお店で働いていて、辞めたい、というような状況で、それを男性に明かしたみたいな感じ。それに対して男性が凄くあわてて引き止めていた。話はそれの堂々巡り。音楽が切り替わる時の無音の間ずっとそうだったから、私が座る前からずっとやっていたんだろう。

男性が歯が浮くようなセリフを女性に言っていたのではじめはカップルだと思ったけど、慰めるセリフなのだと分かった。明らかに男性のほうに余裕が無いのが分かる。必死だしずっと貧乏ゆすりが視界に入ってくる。

 

会話は結局最後まで分からず店を後にしたけど、多分最後まで女性が首を縦に振ることはないだろう。女性はもう心の中で全部決めたんだよ。ずっと悩み続けて多分まだ揺らぐ事もあるけど、それでもこれ以上の時間はこの先裂けないと気付いたんだよ。目の前の男性にそれを言う事で自分に言い聞かして、そこから決別の道を進む準備に入ったんだ。おそらく一番引き止めるであろう近しい人から決別を始めたんじゃないかな。だったらその決意は堅い。歯の浮くような言葉は女性には効かないだろうな。もうそれが嘘だと気付いてシラけてしまうだけだ。あれは相談じゃなくて決断の報告だったんだろう。

 

私はその女性の決断は正しいと思う。散々悩んだ結果じゃないとあれだけ冷静でいられない。会話の内容は全く分からなかったけど、なんとなく負けないで欲しいと思った。だって絶対この先もっといい出会い待ってるもん。永遠に続くものなんて無いって。